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北海道大:全長8m以上国内最大の恐竜(むかわ竜)全身骨格を発見

2017/05/05

 北海道大は428日、北海道むかわ町穂別から発見された恐竜化石(通称:むかわ竜)が全身骨格(8m以上)であることを確認したと発表した。これを報じた大学ジャーナル(5/5)によれば、北海道大は、20137月、北海道むかわ町穂別に分布する上部白亜系函淵層の海成層(約7200万年前の外側陸棚堆積物、水深およそ 80200mの範囲内)からハドロサウルス科の骨格化石(13 個の尾椎骨)を発見した。以降、第一次および第二次穂別恐竜発掘を行ってきた。そして今回、多くの石膏ジャケットに含まれている化石のクリーニングが終了した。骨の部位の数で計算すると半分以上の骨がクリーニングされており、むかわ竜が全身骨格であることがわかった。

 恐竜化石は日本全国から発見されているが、全身骨格というのは非常に稀なことだという。今回のむかわ竜は少なくとも8mあるため国内最大の全身骨格恐竜化石となる。また、恐竜が最も栄えた白亜紀後期の恐竜としては全身骨格化石は国内初である。さらに、植物食恐竜としても国内初の全身骨格である。

 

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