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三重大:複合施設「ハイトピア伊賀」に忍者研究拠点、国内外に成果発信

2017/07/02

 三重大は7月1日、忍者研究の新たな拠点となる「国際忍者研究センター」を伊賀市上野丸之内の複合施設「ハイトピア伊賀」内に設立、記者会見と記念セレモニーを行った。これを報じた産経新聞(7/2)によれば、これまで学術の対象になってこなかった「忍者」を学問として体系づけ、研究成果を国内外に発信するのが狙い。大学が同様の忍者研究拠点を設けるのは初めて。三重大は、伊賀市や上野商工会議所と連携して2012年から市民向けの「忍者・忍術学講座」を開くなど、多角的に忍者研究を進めてきた。教授をはじめとする講師陣も充実し、センター設立が企画された。
 記者会見で三重大の駒田美弘(よしひろ)学長は「国際的な学会も開きたい」と話し、今年度中に最初の学会を開き、その成果などをまとめた論文集を定期的に発刊していく方針が示された。国際忍者研究センターの安食(あじき)和宏センター長は、三重大で今年10月から「忍者」関連の授業を開始し、来年度以降には伊賀市内でフィールドワークもしたいとし、「(大学が)地域資源を活性化に生かすモデルをつくる」と話した。

 

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