2017/12/09
山形大工学部システム創成工学科2年の中山良太さん(21)が、球形の「脇体温計」の特許を出願した。これを報じた朝日新聞(12/9)によれば、「棒状ではわきの下の正確な位置にあてづらく、球状だとフィットする」と話す。独立行政法人工業所有権情報・研修館などが主催した昨年度の「パテントコンテスト」で特許出願支援対象に選ばれた。今年3月に特許庁への出願を完了。早期審査を求める手続きも10月までに終えたという。
脇体温計の実物はまだできていないが、ピンポン球程度の大きさを想定。内部に温度センサーや熱を伝える物質、マイクロコンピューターを入れ、表面はシリコーンゴムなどで作る考えだ。スマートフォンなどと通信する機能を持たせ、その画面で計測の様子を確認できるようにするという。中山さんは「アイデアを評価してもらえた。実用化を目指したい」と話した。